ゴルフ

2007年8月 6日 (月)

一打一生!

毎日暑い日が続き、オモテに出ていると、黙っていても汗が噴出してくる。一日に何度「暑い。」と言う言葉を口にしているだろうか。

先日、そんな下界?を離れて、蓼科高原へゴルフに出掛けた。元巨人軍監督の川上哲治氏のコンペで、昭和の終わり頃から現在まで続いている。

始めは、日刊スポーツの「ドンと釣ってみよう。」と紙面で、川上氏、同紙のH記者と私の3人で、釣りの取材をしていて、釣りの前日から現地へ入り、翌日取材と言うパターンだった。当時、講演や野球解説などのスケジュールが詰まっていた川上氏だったが、釣りの取材となると、真っ先に時間をあけてくれた。そんな氏から「どうせ2日間あるのだから、1日もったいない。初日はゴルフをやろう。」と言う提案があり、釣り場近くのゴルフ場で、ゴルフをやることになり、遊魚船の船長達を巻き込み、いつの間にかコンペになってしまった。現在では200名を超す在籍者がいる大コンペにまでなってしまったのだ。

川上哲治というと「頑固」「気難しい」と言う印象が、世間一般のイメージのようだが実際は全く違う。元来マスコミ嫌いという性格から、このような印象が定着してしまったようだ。ただ、監督時代は、本当に怖かったらしいが・・・

釣りの行き帰りに車中で、話してくれる事柄は、私にとって本当に勉強になることばかりだ。V9時代、王、長島、金田・・・とあれだけ個性の強い選手をまとめるのは至難の業。そんな、偉業を遂げてきた人だけにその言葉は重い。「選手一人一人の性格を知ることが、まず大切なんだよ。王を怒る時は絶対に他の選手の前では怒らない。長島を叱る時は、わざと他の選手の前で叱る。どうやったら個人の力を最大に引き出せるか?そんなことばかり考えていたな。」この言葉を聞いて、本当に細かい所にまで神経を使い、努力を積み重ねて、成し遂げたV9なんだと知った。

オカでは、私の人生の師であるが、海の上ではこの立場が逆転する。川上さんの考え方は単純明快。「ウマイ人に教わる。そして、ある程度、基本ができてきたら自分なりのやり方を考える。」まさにスポーツ選手の考え方である。始め川上さんの釣りは、結構強引だった。繊細な仕掛けで釣る時も、魚と勝負をしてしまうのだ。「細いハリスで大きな魚を釣る釣りは、如何に魚をいなして釣るかが大事なんです。魚がタモに入るまで釣られたことに気づかないようなイメージが大切です。」と言うと、「なるほど、判った。」と受け入れてくれ、細かい事は一切言わなくても、釣りがガラッと変わった。そして、どんなときにも絶対諦めない。船頭が流している間は最後まで粘る。結果、終了間際に大物・・・というケースが何度もあった。

川上氏は色紙を頼まれると、「一打。一生。」と記することが多い。野球にしても、ゴルフにしても、釣りにしても、まさに座右の銘を実践している人なのだ。

今回のコンペは2日間で、私は初日だけしか参加できなった。川上さんは体調を考え、2日目のだけの参加となり、お会いすることができなったが、87歳を超えた今でも、ゴルフの向上を求め続ける情熱は冷めないのだ。

また、いつか一緒に沖に出て、あの豪快な高笑いが聞きたい。

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