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2007年6月の13件の記事

2007年6月29日 (金)

今日の出航は中止に。

スターマリンⅢ号は、本日出航予定のスミス、ベヨネーズ便を欠航することにした。

八丈島の予報によれば、波2.5mと問題ないのだが、30日夜半から1日にかけて、ポイント海域の真上に前線が停滞し、低気圧が発生する模様。前線の北になる八丈島とはるか南に下った小笠原諸島での海況は悪くないのだが、青ヶ島からソウフ岩付近までの豆南諸島海域が悪い状態になりそうだ。

航行上は、多少波を被る程度で可能だが、横殴りの雨と風の中での、長時間の釣りと描泊は、厳しいのではないか、との判断だ。

乗船予約をされている方の中には、「これくらいなら行けるだろう。」と思われる方もいると思うが、高額な乗船料を支払って頂くだけに「辛さを強いる釣りは避けたい。」というクラブ側の思いを、ご理解願いたい。

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2007年6月26日 (火)

釣竿の話(リアルワンピース)

最近、自作の竿をよく見かける。仕掛けでも竿でも、自分で作った道具で釣る快感は、誰にでもあるのではないだろうか。ただガイドを付け替えたり、色を変えただけでも、愛着が沸くものだ。

現在では、糸巻き機や塗料など、竿作りに必要な道具はすぐに手に入る。

ところが問題は素管だ。

一般的には、グラスのソリッド(ムク材)を使用して、ワンピースの竿を作るのが、一番簡単だが、ソリッド材は元径と先径のテーパーで、調子が決まってしまう。元から先まで同一素材であるため、自然な曲りを出せるが、その反面、オリジナリティのあるアクションは出せない。チュブラー素材(中空)は、グラスやカーボンのシートを、心金に巻きつけて作るため、「元部の弾性を上げよう。」など、といったことが可能になるのだが、凝りだすと、かなり複雑な素材構成になってしまう。また、大がかりな機械や設備も必要となり、とても素人が手を出せるものではない。

グラスのソリッド素材として、販売されているものにも、低レジンと言われる物がある。グラス素材はガラス繊維と結合剤(レジン)からできていて、ガラス繊維が多く含まれ、結合剤の少ないものを低レジンと言う。繊維が多く含まれるため、粘り強く、強度も出せるのだが、結合剤が少ないため剥離しやすいという欠点がある。そのため、この素材を使用するときは、総糸巻きにすることが条件となる。泳がせ用の竿や、オモリ負荷の高い竿に向いている。

一方、ヘチ竿やキス竿などの穂先に使うには、糸巻きをしてしまうと塗料を吸い込むため重くなり、持ち重りしてしまうので、レジンが多く含まれているものを、糸を巻かずに使うほうが一般的だ。

釣り竿は、人に掛かる力を軽減する物ではない。それは逆テコの原理が働いて、じかに道糸を手繰るよりも負担が掛かる。例えば、全くしならない硬い棒の先に糸を付けて、引っ張り、元部を持って水平の位置を維持するには、相当の負担が掛かるはずだ。

ところが、これに「しなり」が加わることによって、重心が手元に移動し、負担を軽減してくれるのだ。加えて、竿を立てることによって、重心位置を近くすることができる。下方向への力に変えてしまえば、大きな力が掛かっても、かなり楽に支えられる。

こんな理屈を踏まえて、グラスのワンピース竿を作るなら、絶対「リアルワンピース」の竿がいいと思う。現在の自作竿は、ほとんどがバット部で結合しているようだが、バットの手前で重心移動が終わってしまう竿より、竿尻まで入ってくる竿の方が、断然安定するのだ。手元の曲りは、それほど感じられなくても、確実に竿尻まで重心移動しているのだ。途中に金属製のリールシートが被っても、大きな変化はない。

ファイト体制に入った時、ぶれずに「ピタッ!」と決まるはずだ。

釣り竿のメーカーで竿造りをしている者として、自作の竿の講釈をたれるのは、何とも複雑な心境だが、最近、この種の質問が多いため記することにした。

少しでも、参考になれば幸いである。

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2007年6月25日 (月)

カンパチ53kg。モロコ46kg。

スターマリンⅢ号は、6/21(木)午後10時50分、定刻より50分遅れで、網代港より豆南諸島の鳥島海域へ向けて出航した。

出航時は南西の風が12m程吹いていて、やや波も高いが定速航行には影響が無い程度だ。しかし斜め向かいの風ということもあり、しぶきをかぶり、視界が悪く、少しうっとうしい。予報では南へ下るほど、前線から離れるので、前線に吹き込む風が弱まるとのことだったが、八丈島を越えても状況は変わらない。

最初の目的地ベヨネーズ海域では、少し風も収まり、いくらか波高も落ちてきた。ここではエサに使うムロアジを釣るだけ。鳥島で夕マズメを狙いたいため、ここではあまり長居できない。

いつも狙うポイントを探すが、ムロの反応はあるものの、ショボイ反応ばかり。島の付近まで船を寄せてみると、そこそこの反応がある。ただし、島に向かって流れていく潮なので、あまり長くは流せない。

最初の投入からポツポツとアタリだし、タナを上げていくと、サビキ仕掛けには鈴なりにムロアジが付くが、船内に取り込めるのは数匹だけ。ウネリが高いせいもあり、落ちてしまう魚のほうが多い。また、今日のムロは大きく、ほとんどが1kg前後のサイズ。中には2kg近いものもいた。何とか、1時間30分程でエサを確保して、鳥島まで約6時間ほど走る。

ベヨネーズからスミス島までは、いくらか波が落ちたが、スミスを超えたあたりから、またウネリが高くなってきた。通信局長の気象報告によれば、「前線が南に下がり出している」とのことだが、大きな低気圧が付く可能性は低いようだ。

午後5時30分鳥島海域のポイントに到着。水温は25.4℃。潮はそれほど速くなく、ウネリが高い以外は、まずまずのコンディションだ。

釣りを開始して、しばらく泳がせ釣りで、15kgほどのカンパチ、ヒラマサが上がり出すが、波が高いせいか、アタリがあっても離してしまうケースが多い。五目釣りでは、大型のアカハタなどは喰ってくるが、アオダイの活性はあまり良くないようだ。カンパチ、ヒラマサの反応は結構出るが、「人間様の都合で釣りにくい。」といったところだろうか。

日が落ちてから、潮も緩いので、この付近で投錨することにした。ところが何を勘違いしたか、アンカー投入位置を間違えてしまった。特別難しい潮でもないのに、私のイージーミスだ。しばらく船が落ち着くまで様子をみて、アンカーを上げて打ち直す。釣り客にも船員にも迷惑を掛けてしまった。一度確認しているだけに、今度は狙ったポイントにピタリと入った。

夜釣りの間、仮眠に入ってしまったが、キメジが船に付き、一時はルアーでも五目でも入れ食い状態になったようだ。

午前3時30分、ブリッジに上がると、周辺にはキハダ狙いの職漁船が10隻ほど来ている。うちの船の周りにキハダが付いているため、かなり近くまで寄ってくる。こちらの方が先に入っていたポイントだが、何か商売の邪魔をしているようで、早々にアンカーを上げて場所をあける。

07625onaga 島の近くまで走り、朝一でオナガダイ狙いのポイントに入る。始めの一流し目から8kgクラスが上がり、二流し目には、この海域では少し小ぶりの4kgクラスが一苛で上がった。上潮だけが速く、始めの投入時はいいのだが、仕掛けを入れ代える時にオマツリが多い。また、事前のアナウンスが徹底していなかったせいか、300mの水深では道糸が足りなくなる人もいて、この二流しでオナガ釣りを断念。

この海の状況では、レギラーサイズ(15~20kg)で数を伸ばすのは難しいと判断し、一発大物狙いのポイントへ移動。ここは、魚の数は少ないが、50kg超のカンパチ、40kg超のモロコなど実績のある場所だ。

07625moroko_1 流し始めてすぐに、泳がせにヒット。15kgのカンパチ、20kgのヒラマサとポツポツ上がりだすが、相変わらずアタリがあっても離してしまう状況は変わらない。潮はトロトロと浅場に向かって流れる絶好の潮。何本かこのサイズを釣った後、右ミヨシ3番目でスタンディング仕様の竿に強烈なアタリ。ファイトの体制に入るが、始めの突っ込みは半端じゃない。必死にこらえて、何とか頭を上へ向け一気に巻き上げる。そんなやり取りを何度か繰り返し上がってきたのは、46kgのデッカイ、モロコ。

間髪を入れず、ほぼ同時に隣の大物竿も海中に向かって突き刺さる。しかし、こちらは道糸がタカ切れして痛恨のばらし。

07625kan1

ところが、これだけでは終わらなかった。

潮上りして、今度は右舷3番目の泳がせ用の竿が入る。竿を根本まで曲げて、「これでもか!」と段とつけて突っ込む。「デカイよ!捕ってね。」思わず声が出る。アングラーは60kg超のカンパチを仕留めている経験者。老練なやり取りで、海面に浮かせたのは53kgのヒレナガカンパチ。背中周りにガッチリ肉のついた、いい魚だ。ヒレナガカンパチは30kg位までは多いが、50kgを超すものは珍しい。

その後も、ポツポツと15kg位のカンパチやヒラマサが上がるが、潮がだんだん止まりだし、アタリはあるが食い込まない状況が続く。前線の雲の帯が段々近づき、釣り終了。

07625torisima

釣り終了から5分も経たないうちに、横殴りの雨と風。前線の下に入った。1時間ほど前線の下を横波で走り、青ヶ島あたりでは、だいぶ波も落ちてきた。三宅島付近ではベタナギの状態になり、予定時刻よりも早く網代港に入港した。

この海域には、まだまだ、とてつもないヤツがいる。

釣り師の夢が尽きない海なのだ。

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2007年6月21日 (木)

定刻に出航。

スターマリンⅢ号は、本日定刻の午後10時に、網代港から鳥島海域に向け出航する。

今回の釣行は、初めベヨネーズでムロアジを釣り、鳥島に向かう予定だ。

07620torisima 海況は前半はナギで問題なし。23日~24日にかけて、低気圧が南下し、伊豆七島付近の海域は少し悪そうだが、黒潮を超えて、さらに南に下った鳥島海域は、それほど悪くなさそうだ。

釣果は週明けのブログで・・・

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2007年6月20日 (水)

明日は鳥島海域へ

スターマリンⅢ号は明日、鳥島海域へ出航の予定。現在の予報では、出航当日はナギだが、22日(金)から23日(土)にかけて、少し悪くなりそうだ。今回のポイントは鳥島ということもあり、島影での釣りが可能なので、帰航日の24日の海況次第といったところだ。明日の午前中までに決定する予定。

出航できれば、今回は青物主体にオナガダイも狙う予定なので、五目釣りのタックルはPE8号を500m以上巻いておいてほしい。オナガのポイントでカンナギを狙う人も道糸500mは必要。水深300m前後のポイントを狙う。

鳥島海域は潮況も安定し、大型カンパチも期待できるのだが・・・

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2007年6月18日 (月)

豆南諸島、航海ルポ 6/16-17

今回の航海は、チャーターで通常の定期航海と違い、「少人数でゆっくり豆南諸島を楽しみたい。」というコンセプト。もちろん、釣りはやるが、釣りだけでなく豆南諸島の海を満喫しようというクルージングだ。

出航日の15日は昼近くまで、東に抜けていった低気圧の影響でウネリが入っていたが、出航時刻には、だいぶ落ち着いてきた。

スターマリンⅢ号は、定刻の22時、スミス、ベヨネーズ海域へ向けて出航した。

熱海から三宅島付近まで、多少ウネリが残っていたが、東の空が明るくなり、薄っすらと八丈島が見えてきたあたりからナギの状態に。

午前7時。サロンでは、いつものように青ヶ島を通過したあたりで朝食となる。朝食を終えて一服した頃、ベヨネーズ列岩に到着。

今回の乗船者は、トローリングやプレジャーボートのクルージングに精通した、海のベテランが多いが、この手の釣りはほとんど初心者で、すべて貸し道具の対応となる。

クライアントの要望で、とにかく、みんなで楽しみたいということで、釣り座は左舷に泳がせ用、右舷に五目用の竿をセットした。

ベヨネーズでは、水深70m前後のポイントを、サビキ仕掛けでエサに使うムロアジ釣りを開始。左舷側では、はじめ冷凍のムロアジを付けて投入した。右舷側でムロが釣れると、左舷側に渡し生きエサに変えて大物を狙う。

すぐに左舷ミヨシ1番目にいた女性に大物がヒット。かなり強烈な引きだ。スタッフがアシストに入り、底付近からなんとか離し、中層まで上げてきた、最初の強さは衰えたものの、かなりの重量感。「モロコか?」と思った瞬間フワァーと軽くなってしまった。仕掛けを上げてみると、ハリスとサルカンの結合部の下あたりに、PEラインの色が付いて、そこから切れていた。オマツリで道糸と擦れてしまったようだ。

07616k

このやり取りの最中、となりの女性の竿にも連続してヒット。剛竿を強烈に叩くように絞り込むカンパチ独特の迫力ある突っ込みだ。上がったのは丸々太った18kgのヒレナガカンパチ。

この後も、28kgのカンパチや18kgのヒラマサを筆頭にポツポツと大物が上がる。

一度、大物を上げた人は、エサ釣りにまわり、全員に大物の引きを味わってもらおうという嗜好だ。この後、潮が速くなりスミス島海域へ移動。

こちらでも、ベヨネーズほどではないが、やはり潮が速い。泳がせで10kg前後のカンパチが数本、五目ではウメイロの入れ食い。という状況でパッとしない。魚の反応もベヨネーズほどではない。

07616k2夕刻、ベヨネーズへ戻り投錨することにした。ところが真っ暗になったベヨに到着すると、とてつもなく潮が速い。5マイルほど手前で23℃台だった水温がいきなり25.5℃に・・・とても釣りをする状況ではない。「夜は一杯やりながら談笑して、ゆっくり寝ましょう。」とお客さんから、ありがたい助け舟。

午前3時頃、速かった潮が緩み出し、ポツポツと目を覚ました人から釣りを始める。五目釣りでは、3~4kgのシマアジやアオダイ、ウメイロ。泳がせでも12kgクラスのカンパチが上がり、午前8時釣りを終了した。

結局、大物のアタリが、なかったのは1人だけ。ローテーションでやっているので、タイミングは悪かったとしか言いようが無いが、ほとんどの人が泳がせで大物を上げてくれた。

07616by1写真やビデオを撮ったり、景色を楽しんだり余裕の釣行となった。

乗船客ばかりでなく、スタッフも笑いの耐えない楽しい航海だった。

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2007年6月15日 (金)

スターマリン、今晩出航。

昨日、関東地方も梅雨入りしたが、北の高気圧が張り出して、前線を下げた後、一時的に分裂しそう。梅雨入りした途端に、中休み?状態になりそうだ。

海況は、今日夜半まで多少波があるが、次第にナギて来そうだ。

スターマリンⅢ号は、午後10時に熱海港から、スミス海域に向け出航する。今回はチャーターでの出船。

カンパチ、ヒラマサの活性は上がっているだろうか?このところ、良化傾向にあるこの海域での釣り。今から楽しみだ。

状況は、週明けのブログで・・・

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2007年6月13日 (水)

いよいよ、梅雨入りか?

今週の後半から、梅雨入りしそうだ。

14日には前線が、太平洋沿岸にかかりそう。そして予報では、15日には高気圧が、南海上に張り出してくると予想している。この高気圧が元気を出してくれれば、我々の行く海域は、海況が安定するのだが。東京が雨でも、南洋上はすでに夏ということだ。

07613 今週末のスターマリンⅢは、チャーターでスミス海域へ向かう予定。今の予報だと、八丈島で、くもり時々雨なっているが海上は悪くなさそうだ。

今回のチャーターは、依頼者の要望で、型にはまった釣行ではなく、臨機応変にナブラを見つけたらジギング、ムロアジを釣ったら干物など、ただ魚を釣るだけでなく豆南の海を満喫しようと言うコンセプトだ。それだけに、できるだけ良い条件での航海にしたい。

初めてこの海域を訪れる人に、「この海の素晴らしさ」をわかってほしいからである。

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2007年6月11日 (月)

6/8 スミス、ベヨネーズへ

スターマリンⅢ号は、8日、定刻より15分早い9時45分に、熱海港から始めのポイントであるベヨネーズへ向け出航した。

海上は、北の寒気と南海上の前線に挟まれ、均衡のとれた状態が続きベタナギ。

出航から約1時間、大島の手前の本船航路は、相変わらず行き交う船が多い。レーダーには、お米をばら撒いたように無数の船の映像が映る。いつもの事ながら、ここを横断するのには、かなり神経を使う。

利島を交わした頃、朝4時の交代時間まで、仮眠をとるためベッドに潜り込む。

目を覚まし、ブリッジに上がると薄っすら明るくなった海上に、ぼんやりと八丈小島が見える。ちょうど日の出の頃、八丈島をアビームに見て航行。毎航海見ている風景だが、見るたび様相が違う。雲の隙間から太陽の光が差し込み、八丈小島に反射する光景は本当に綺麗だ。出航からほとんど波の無いベタナギの海上を滑るように進み、青ヶ島を通過したのが7時、9時前にはベヨネーズに到着した。予定よりも1時間ほど早い。

07611kan1 前釣行では、水色が白濁して、とてもこの海域の水の色とは思えない状況だったが、今回はあのコバルトブルーの海に戻っていた。

ここでの一番の目的は、エサに使うムロアジの確保。前回全く姿が見えなかったので、少し心配だったが、ポイントに船を回すと魚探には反応が、真っ赤に出ている。

釣り開始からポツポツ釣れ始めて、入れ食い状態に。ある程度、エサのムロを確保した人は、この場所で泳がせ釣りに変えるが、一向にアタリが無い。いつもは、ここでムロを釣りながら、大型のカンパチやヒラマサが喰ってくるのだが、下潮がまだ冷たいの07611kanか?上層ではキハダの反応もかなり出ている。海面ではキハダのナブラが、あちこちで立っている。スタッフがルアーでトライしてみると、一発目から掛かったが、上がったのは2~3kgサイズ。ちょっと小さいので、キハダは断念。十分エサを捕ったところで、昼近くにスミス島へ向けて移動。

スミス海域では、100mダチのポイントに入る。青物の反応はかなり濃いが、潮が動かないためか、整然として動きが無い。ひと流し目から、10kg級のカンパチが上がり、少しほっとしたが、次に上がった魚も同サイズのカンパチ。ヒラマサは、ほとんど14~17kgのサイズだが、カンパチは、この海域にしては小さい。五目釣りでも2~5kgの小型カンパチが釣れてくる。

07611hira泳がせ釣りでは、まだ海底水温が低いせいか食い込みが悪い。魚が小さいからか?と思っていたが、アタリがあってから「待って、待って」食い込ませた魚の方が大きいのだ。かえって小型のほうが活性が良いせいか一発で喰ってくる。一気に入れ食い状態になるようなことは無かったが、流しごとにポツポツと釣れ続けた。こんな状況が夕刻まで続き、潮が緩いので、このポイントの近くで、投錨することにした。

サロンでは恒例の焼肉の夕食が始まり、その間に投錨作業終了。

07611sima夜釣りでは、潮がほとんど無いため、釣りはやり易いのだが、いまひとつの釣果。時折、10kg超のカンパチ、ヒラマサが上がるが、好調といえる状況ではない。五目釣りでは、2~4kgのシマアジが、ポツポツ上がるがオオカミクラスは不発。この海域で常連のアオダイも数が少なく、代わりにウメイロが多かった。

早朝4時にアンカーを上げ、流し釣りに変えるが、上がって来るカンパチは最大で14kg止まり。魚探には「馬鹿でかいヤツ」が映っているのだが・・・

スタッフがジグを落としてみると、底付近で何かが触った。瞬間的に「クッ、クッ。」と誘い掛けると、一気に竿がのされた。いきなり15mほどラインを持っていかれるが、竿を立てられる状況ではない。ジギングで30kgオーバーのカンパチを上げている経験がある本人だが、「とんでもなく、デカイですよ!」とすでに弱気。とうとう竿が立たないまま、フックが外れてしまった。

この時のタナは底から4~5m。ほぼ泳がせで狙っているタナと同じである。生きているエサに見向きもしない、やる気のない魚が、瞬間的に動くジグに反応して、どこかに引っかかったのだろうか?

今釣行での釣果のポイントは「いかに食い込ませるか?」と言うことだった思う。竿の調子やアタリがあってからの送り込み方などで、釣果の差が出たようだ。アングラーにとってはかなり神経を使う釣りになってしまったようだ。

「何時も同じパターンでは釣れない。」だから釣りは面白いのだ。

午前7時、釣りを終了した。終わってみれば、カンパチ、ヒラマサ、シマアジなど、数的には悪くない釣果(最新釣果)だったが、この海域の看板である超大型のカンパチ、モロコが出なかったせいか、何か釈然としない心境で、帰航の途についた。

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2007年6月 8日 (金)

本日の出航。

スターマリンⅢ号は、本日午後10時、スミス、ベヨネーズ海域に熱海港より出航する。

前日までの予報では、10日から悪くなるとの事だったが、全日程ナギの状態での釣行となりそうだ。

潮況としては、黒潮の南端がハロースに掛かるかどうかというところ、極端に潮が速くなければいいのだが、水温は22℃でほぼ安定している。

青物の活性が心配だが、今釣行は浅場でのモロコ狙いも考えている。

ハロースでムロが捕れると、助かるのだが・・・

釣果は6/11以降にスターマリンクラブHP及び海ろぐで。

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2007年6月 7日 (木)

8日の出航は・・・

スターマリンⅢ号の今週の出航は8日午後10時の予定。

今のところ、海況は悪くなさそうだ。9日には南海上の前線に低気圧ができる予報だが、問題なさそうだ。10日から悪くなりそうだが、何とか通常通り、朝まではできるのでは・・・

今回の目的地はスミス、ベヨネース海域。前回の釣行時よりも、黒潮の湾曲が小さくなり、青ヶ島付近から北上しているようだ。海面水温は22℃程度で悪くない状況だ。

前回、低水温域の釣りとなり苦戦したこともあって、何とか、今回は好状況下で釣りがしたい。

最終決定は明日となる。

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2007年6月 6日 (水)

絶品!葉山のマダコ好調。

5月初旬から、葉山のゆうしげ丸でマダコが好調に釣れ続いている。

船長の話によれば、「開始当初は小型が多かったが、ここへ来て大型が多くなってきた。」とのことだ。

0766 たしかに、初めのころは竿頭が20杯を越える日のあった。現在は10杯前後だが、ほとんどオデコは無く、3kgを超す大型も目立ってきた。

ポイントは、水深5~13m位で、釣り方はテンヤを使った手釣りだ。テンヤが底に着いたら「チョン、チョン。」とテンヤが底から離れない程度に誘いを掛ける。「モソ!」とか「グッー!」とか違和感があったら、一瞬、間を取って一気に合わせて、道糸を弛ませないように手繰ってくる。船べり近くまで着たら、タコが船べりに張り付かないよう注意しながら上げる。エサは渡りガニをテンヤに巻きつけて使う。

一口に言うとこんな感じの釣りで、現在の状況なら、初めての人でも結構釣れる。しかし、どんな釣りでも同じだが、こだわりだしたら奥が深い。サワリがあってから合わせるまでの「間」だとか、テンヤのオモリに位置によるハリとの角度だとか・・・海中の中で何が起こっているか、想像しながら研究していくとキリが無い。

タコは、何年かに一度、湧きのいい年がある。今年は船長も驚くほどのタコの多さだ。こんなチャンスは滅多に無い。

この海域の地ダコは、佐島港に上がれば、最高ブランドの「佐島のタコ」となる貴重品だ。

道具もすべて、貸道具が用意されているので、普段マダイや大物釣りをされている諸氏も、趣向を変えてオカズ捕りに専念してみては・・・

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2007年6月 2日 (土)

ドラグの話

近年、マダイ釣りで使うハリスは3号が標準だが、5kg以上の魚と「引っ張りっこ」してしまえば、まず切れる。力づくで勝負すれば、人間の方が有利だが、魚と人の間には、無理に引っ張れば切れるハリスが介在する。いかに、魚の突っ込みによる衝撃を吸収し、だましだまし上げてくるかが、この釣りの醍醐味だ。

0761 魚が掛かって一番最初に抵抗になるのがオモリだ。ここでの衝撃を吸収すのがクッションゴムの役目。そして竿の柔軟性、最後にリールのドラグが活躍する。

私が、まだ釣具メーカーで商品企画の仕事をしていた頃、傘下にあったアメリカのフィンノール社のトローリングリールにドラグ材として使用していたアスベストが、環境問題で使用できなくなった。当時、「絹のように滑らか」と世界中で絶賛されていたドラグ機能だった。

アスベストの変わりに、コルク材に特殊グリスを浸剤させ、何度も試作を繰り返したが、ハイテンションで何百メートルも連続して、滑らせるこの釣りでは、ドラグ面の温度が上昇してしまいNGとなってしまった。このリールに最も精通していた、リール開発のK氏は次にカーボン素材に目を付け、相性の良いグリスを研究し製品化に至った。

納得のいくドラグ性能を引き出すのに、何と2年近く掛かったのである。

フィンノールのドラグ板は、日本のリールに比べて、とてつもなく大きい。1枚でドラグ表面積を確保しているのである。ドラグ板が大きいということは、歪みや傾きの精度が要求される。表面に少しでも歪みがあれば、スムーズにラインは出て行かない。しかし、完成されたドラグ板であれば、スムーズな滑りと釣りに要求される粘りのある理想的なドラグ性能が引き出せるのだ。

現在、マダイ用に使用されているリールは、ほとんど電動リールで、小径のドラグ板を何枚か重ねて、ドラグ表面積を確保している。昔に比べればドラグもだいぶ良くなってきたと思うが、ほかの機能の進歩に比べ、まだまだ、だと思う。

アングラーが一番求めているものは、シャクリやタナ取りの機能ではなく、魚を釣ることに一番必要な基本機能であることを認知してほしい。

スタードラグの機構上難しいことは良くわかる。また、販売戦略上、「ドラグが良い。」と言う地味な宣伝文句より、「巻き上げ速度が何m/秒、新しい機能が付きました。」と言うほうが顧客にインパクトがあるということはわかるが、シンプルで良い物を求めるアングラーも増えてきていることは確かだ。

組織の中での方向転換は難しい。それでも、「釣りバカが夢中になって開発する。」ようなリールがあってもいいのではないか?

一釣り師として、そんなメーカーが現れることを期待している。

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