« 定刻に出航。 | トップページ | 釣竿の話(リアルワンピース) »

2007年6月25日 (月)

カンパチ53kg。モロコ46kg。

スターマリンⅢ号は、6/21(木)午後10時50分、定刻より50分遅れで、網代港より豆南諸島の鳥島海域へ向けて出航した。

出航時は南西の風が12m程吹いていて、やや波も高いが定速航行には影響が無い程度だ。しかし斜め向かいの風ということもあり、しぶきをかぶり、視界が悪く、少しうっとうしい。予報では南へ下るほど、前線から離れるので、前線に吹き込む風が弱まるとのことだったが、八丈島を越えても状況は変わらない。

最初の目的地ベヨネーズ海域では、少し風も収まり、いくらか波高も落ちてきた。ここではエサに使うムロアジを釣るだけ。鳥島で夕マズメを狙いたいため、ここではあまり長居できない。

いつも狙うポイントを探すが、ムロの反応はあるものの、ショボイ反応ばかり。島の付近まで船を寄せてみると、そこそこの反応がある。ただし、島に向かって流れていく潮なので、あまり長くは流せない。

最初の投入からポツポツとアタリだし、タナを上げていくと、サビキ仕掛けには鈴なりにムロアジが付くが、船内に取り込めるのは数匹だけ。ウネリが高いせいもあり、落ちてしまう魚のほうが多い。また、今日のムロは大きく、ほとんどが1kg前後のサイズ。中には2kg近いものもいた。何とか、1時間30分程でエサを確保して、鳥島まで約6時間ほど走る。

ベヨネーズからスミス島までは、いくらか波が落ちたが、スミスを超えたあたりから、またウネリが高くなってきた。通信局長の気象報告によれば、「前線が南に下がり出している」とのことだが、大きな低気圧が付く可能性は低いようだ。

午後5時30分鳥島海域のポイントに到着。水温は25.4℃。潮はそれほど速くなく、ウネリが高い以外は、まずまずのコンディションだ。

釣りを開始して、しばらく泳がせ釣りで、15kgほどのカンパチ、ヒラマサが上がり出すが、波が高いせいか、アタリがあっても離してしまうケースが多い。五目釣りでは、大型のアカハタなどは喰ってくるが、アオダイの活性はあまり良くないようだ。カンパチ、ヒラマサの反応は結構出るが、「人間様の都合で釣りにくい。」といったところだろうか。

日が落ちてから、潮も緩いので、この付近で投錨することにした。ところが何を勘違いしたか、アンカー投入位置を間違えてしまった。特別難しい潮でもないのに、私のイージーミスだ。しばらく船が落ち着くまで様子をみて、アンカーを上げて打ち直す。釣り客にも船員にも迷惑を掛けてしまった。一度確認しているだけに、今度は狙ったポイントにピタリと入った。

夜釣りの間、仮眠に入ってしまったが、キメジが船に付き、一時はルアーでも五目でも入れ食い状態になったようだ。

午前3時30分、ブリッジに上がると、周辺にはキハダ狙いの職漁船が10隻ほど来ている。うちの船の周りにキハダが付いているため、かなり近くまで寄ってくる。こちらの方が先に入っていたポイントだが、何か商売の邪魔をしているようで、早々にアンカーを上げて場所をあける。

07625onaga 島の近くまで走り、朝一でオナガダイ狙いのポイントに入る。始めの一流し目から8kgクラスが上がり、二流し目には、この海域では少し小ぶりの4kgクラスが一苛で上がった。上潮だけが速く、始めの投入時はいいのだが、仕掛けを入れ代える時にオマツリが多い。また、事前のアナウンスが徹底していなかったせいか、300mの水深では道糸が足りなくなる人もいて、この二流しでオナガ釣りを断念。

この海の状況では、レギラーサイズ(15~20kg)で数を伸ばすのは難しいと判断し、一発大物狙いのポイントへ移動。ここは、魚の数は少ないが、50kg超のカンパチ、40kg超のモロコなど実績のある場所だ。

07625moroko_1 流し始めてすぐに、泳がせにヒット。15kgのカンパチ、20kgのヒラマサとポツポツ上がりだすが、相変わらずアタリがあっても離してしまう状況は変わらない。潮はトロトロと浅場に向かって流れる絶好の潮。何本かこのサイズを釣った後、右ミヨシ3番目でスタンディング仕様の竿に強烈なアタリ。ファイトの体制に入るが、始めの突っ込みは半端じゃない。必死にこらえて、何とか頭を上へ向け一気に巻き上げる。そんなやり取りを何度か繰り返し上がってきたのは、46kgのデッカイ、モロコ。

間髪を入れず、ほぼ同時に隣の大物竿も海中に向かって突き刺さる。しかし、こちらは道糸がタカ切れして痛恨のばらし。

07625kan1

ところが、これだけでは終わらなかった。

潮上りして、今度は右舷3番目の泳がせ用の竿が入る。竿を根本まで曲げて、「これでもか!」と段とつけて突っ込む。「デカイよ!捕ってね。」思わず声が出る。アングラーは60kg超のカンパチを仕留めている経験者。老練なやり取りで、海面に浮かせたのは53kgのヒレナガカンパチ。背中周りにガッチリ肉のついた、いい魚だ。ヒレナガカンパチは30kg位までは多いが、50kgを超すものは珍しい。

その後も、ポツポツと15kg位のカンパチやヒラマサが上がるが、潮がだんだん止まりだし、アタリはあるが食い込まない状況が続く。前線の雲の帯が段々近づき、釣り終了。

07625torisima

釣り終了から5分も経たないうちに、横殴りの雨と風。前線の下に入った。1時間ほど前線の下を横波で走り、青ヶ島あたりでは、だいぶ波も落ちてきた。三宅島付近ではベタナギの状態になり、予定時刻よりも早く網代港に入港した。

この海域には、まだまだ、とてつもないヤツがいる。

釣り師の夢が尽きない海なのだ。

|

« 定刻に出航。 | トップページ | 釣竿の話(リアルワンピース) »

釣り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カンパチ53kg。モロコ46kg。:

« 定刻に出航。 | トップページ | 釣竿の話(リアルワンピース) »