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2007年5月13日 (日)

教え魔

今日は、久々にゴルフの練習場へ行った。この練習場に来ると、いつも気なることがある。私がここに来ると毎回必ず居るのだが、クラブも持たず、球も打たない。ただ、ひたすら、他人のスイングに講釈をぶってコーチを始めるのだ。お金を取って教えている様子もない。ビギナーが首をかしげながら、球を打っていたら、もうこの人の餌食だ。話によればほとんど毎日来ているそうだ。なんとこれが趣味なのだ。

釣り船に乗っても、聞いてもいないのに、やたら人に教えたがる人がいる。

ずいぶん昔の話だが、葉山からイナダ釣りの船に乗った時の事だ。船に乗るなり、何やら熱の入ったレクチャーが聞こえてきた。2人連れのお客で、教えている方は会社の上司、聞いている方は部下か?あるいは舅と娘婿の関係か?さだかではないが・・・

舅氏は得意満面に詰め込んだ知識をぶちまけている。娘婿氏は、まじめそうな青年で釣りが始めてらしく、そんな講義を真剣に聞いている。

2人は朝一番で来たらしく、舅氏は大ドモ、娘婿氏はトモから2番目に席を取り、いざ出航となった。

釣りを開始してから、しばらくたって娘婿氏が裏舷のトモの人とオマツリをした。運悪く、ペラか舵に道糸が引っかかってしまった。船長が「ペラだ!ペラだ!気をつけて。」と一言。何がなんだかわからない娘婿氏は、あわてて舅氏に聞いた。「ペラって何ですか?」そこで舅氏すかさず「魚だよ。さかな!でかいぞ。ゆっくり巻け。」娘婿氏は真剣そのもの、なんとしても逃がすものかと、慎重なやり取り。しばらくして、どんなに引っ張ってもウンともスンといわない道糸を見て、ここでやっと気が付いた。それでも、まさかペラがスクリューだとは言えるわけも無い。周りの目を気にしながら、「おしかったな。魚が回って船の下にひっかかったみたいだ。」と小声で慰めていた。

ところが舅氏に降りかかった災難は、これだけでは終わらなかった。

やっと舅氏にもイナダが掛かった。ハリスを手繰り始めるが、走り回られて、なかなか取り込めない。見かねた船長がブリッジから、「頭を出して!頭だせばおとなしくなるから。」すると何を勘違いしたか、自分の頭を船べりから出して、何とも言いようのない格好に・・・慌てた船長は「何やってんの!自分の頭出してどうすんだ。魚の頭を出すんだよ!あぶないから引っ込んで!」とマイクで言ってしまった。それまで笑いをこらえていた、ほかの釣り客もたまらず、船中大爆笑となってしまった。

さすがの舅氏もこれには、バツが悪かったようで、この事件以後、一言も発しなかった。

船長の言うとおり、「頭を出したらおとなしくなってしまった。」

可哀想なのは、娘婿氏だ。何もしていないのに、体裁は悪いし、舅氏に何と声を掛けていいか。

あの憎めない2人連れは、帰りの車の中でどんな会話をしたのだろうか・・・

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